音楽を聴いた時に、涙が流れるというのはどのような感情なのでしょうか?
失恋、卒業、結婚など、そのシチュエーションに合った音楽を聴くと何かの周波数とマッチして、いわゆる「泣く」という状態になるのでしょう。
これは感覚的な話なので、何も根拠はないのですが、泣くと涙が流れるは感覚的に違うと思っています。
中村佳穂の「そのいのち」を初めて聴いたと、涙が止まりませんでした。
そのいのちという曲のテーマは、その名もズバリなのですが、そこにどのような感情が働いたか分かりません。
ただただ、涙が流れるのです。
たぶん排泄行為のようで、一番近いのは花粉症や鼻炎のソレじゃないかと思っています。
何か不純な物を外へ吐き出そうとしているのかなと。
そんなこんなで、日々のカルマや邪気にまみれた身体から不純物を出すために、10月27日にいざ中村佳穂「TOUR NIA・near」@大阪フェスティバルホールへ。
おそらく人ではなく、「音楽」から生まれた(お釈迦さんが右脇から生まれたようにポロン、と)であろう中村佳穂さんの、歌、リズム、メロディ、すべてが身体の中に入って、目から大量の水分が吐き出されたとさ。