イバンベ!(イバンベ!)
ということで、前回に引き続きブラックパンサーの話を。
ワカンダ・フォーエバーはティ・チャラ(先代ブラックパンサー)が病気で亡くなり、王位不在でお母さんが女王の座に代理でついてから1年後が舞台の話です。
あるエンジニアが開発したヴィブラニウム探知機によって、その存在が表に出てしまう海底王国タロカン。
そこからあれやこれが起きて、ワカンダとタロカンは対立を深め両国間の戦争に突入していくのですが、詳しくは劇場でウォッチ!ということで。
ブラックパンサーというシリーズは「王になる」上での苦悩や葛藤、挫折、そのプロセスを描くのがベースにある中で、本作はティ・チャラの妹シュリがいかに「王になる」かが描かれていきます。
伝統を壊していくキャラクターであるシュリは、王の資質や能力を持ちながら「王にならない」という選択を取ったのだと思います、田中が思うに。
ライオンキングしかりキングダムしかり、いつでも男が王になり男が戦争を起こす歴史の中で、女性がその立場で政治や宗教、社会をアップデートしていくというビジョンを見せても良いかな、とは思いました。
「戦争は女の顔をしていない」とよく言ったもので、願わくばシュリのような女性が王位を承継し、本当にフラットな時代を生きてみたいもんですな。
というわけで、最後に、せぇーの、ワカンダ・フォーエバー!(ワカンダ・フォーエバー)※なぜ、このセリフだけいつも英語なのだろうって思います。